ジェフクーンズの100億円作品は俗悪?その価値や代表作を紹介 | Dealers Stock

ジェフクーンズの100億円作品は俗悪?その価値や代表作を紹介

ジェフクーンズ
MY MODERN MET https://mymodernmet.com/jeff-koons-art/

お世辞にも素晴らしいとは言えないキッチェな造形の超高額彫刻で有名なジェフクーンズ。

彼のラビットという作品が100億円で落札されたことで知った方も多いでしょう。

当記事では経歴や代表作の他、なぜラビットが100億円もの価値がついたのか解説します。

ぜひご参考ください。

1.ジェフクーンズについて

ジェフ・クーンズは1955年アメリカペンシルベニア州ヨーク生まれのアーティストです。

ポップカルチャーとバルーン・動物をモチーフにしたステンレス製の彫刻を数多く手がけています。

現代アートにおいては、シミュレーショニズム運動の代表的な作家として位置づけられているのです。

2013年11年にジェフクーンズのセレブレーションシリーズの一つ『バルーン・ドッグ(オレンジ)』が約60億円で落札、2019年には『ラビット』が約100億円で落札されたことで世界を驚かせました。

現役で活動しているアーティストの中で最も高額な落札額の記録を保持している作家です。

2.ジェフクーンズの作品の特色

落札価格100億円を記録するジェフクーンズのアーティストとしての特色は何なのでしょうか?

一見、安っぽい造形のウサギのどこに美術的価値があるのか理解できない方も多いでしょう。

ジェフクーンズはキッチュ(低俗、俗悪)と呼ばれる表現を露骨に表現していることに特色があります。

露店で売られているような犬の風船を鏡面仕上げのステンレス鋼で巨大な彫刻として再現するなどジェフクーンズは既製品をアートに流用するレディメイドや大衆文化のイメージを転用する現在では一般的なポップアートの手法を追及しているのです。

30年以上のキャリアをほこるジェフクーンズの作品やコンセプトはダミアンハーストや村上隆といった著名な現代アーティストにも影響を与えています。

3.ジェフクーンズの代表作

ではジェフクーンズはどのような作品を制作しているのでしょうか?

代表作を3つご紹介します。

  • セレブレーションシリーズ
  • パピー
  • スリー・ボール・50/50・タンク

3-1.セレブレーションシリーズ

 

ジェフクーンズの名が有名になったきかっけの一つが「セレブレーション」シリーズです。

風船のように見えるステンレス像は1994年頃から始まり、以下の代表作を含めたシリーズがあるのです。

  • バルーン・ドッグ
  • ヴァレンタイン・ハート
  • ダイヤモンド
  • エッグ

しかもそれぞれ5種類のカラーバリエーションがあります。

破壊された卵(ブルー)の彫刻作品は2008年にロイヤル・アカデミー・サマー・エキシビジョンで最も優れた作品としてチャールズ・ウォラストン賞を受賞しています。

シリーズのラストに制作された『バルーン・フラワー』は制作コストが大幅にオーバーしたことや制作の遅れにより資金がつき、2人のメインスタッフを残して他のスタッフは全員解雇した制作背景があるのです。

最終的に作品の売買権の独占的契約を行い完成しました。

3-2.パピー

ジェフクーンズ パピー

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パピーは1992年ドイツのバーと・アーロルゼンでの展覧会のために制作された作品です。

高さ12.4mの鉄骨に様々な花を植え込み子犬の形に刈り込んだトピアリー彫刻です。

95年に一度解体されたもののシドニーのポート・ジャクソン湾の現代美術館により強固なステンレス製の骨格と自動給水システムなどを備えたものが再建築されました。

現在はスペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館のテラスに移され、以降ビルバオ市の象徴となっています。

3-3.スリー・ボール・50/50・タンク

1985年ジェフクーンズは「平衡」シリーズを発表しました。

その中でも有名なのがスリー・ボール・50/50・タンクです。

水槽の半分まで液体を入れ、3つのバスケットボールが平衡に浮いています。

83年に先駆けて制作された『Three Ball The Total Equilibrium Tank』では完全に液体で満たされた水槽の中に3つのボールが浮かぶようにしたものでした。

この作品によって「ネオ・ジオメトリック・コンセプチュアルリズム(通称:ネオジオ)」の代表として注目されました。

4.ジェフクーンズのラビットはなぜ100億円もの価値があるのか?

ジェフクーンズ ラビット

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ジェフクーンズのラビットは「1980年代のアメリカの繁栄を皮肉的に表現している」とニューヨーク近代美術館のキュレーターが注目したことをきっかけに知名度が上がりました。

ラビットもポストモダンを意識して制作されたと推測できるため、制作当時はキッチュで悪趣味な作品と評価されていた可能性があります。

このように、80年代のアメリカの繁栄を皮肉的に評価した知名度の高い作品であるため、100億円という高額な価格で落札されたとされます。

ジェフクーンズのラビットについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご参考ください。

ジェフクーンズの100億円作品は俗悪?その価値や代表作を紹介

6.ジェフクーンズの過去の日本での展示

すでに開催は終了していますが、2022年4月9日〜9月11日まで「金沢21世紀美術館 デザインギャラリー」でバルーンドックなどセレブレーションシリーズの磁器限定版を展示していました。

子ども時代の純真で無垢な体験を体験してくれるジェフクーンズの作品。

最新の展示情報がありましたら更新していきますので、ぜひ当記事をブックマークしてくださいね。

7.まとめ

ジェフクーンズについて紹介しました。

作品の特色としてはキッチュ(低俗、俗悪)と呼ばれる表現を露骨に表現していることで美術界で良い意味でも悪い意味でも物議をかもしました。

現代アートにおいては、シミュレーショニズム運動の代表的な作家として位置づけられ、現存するアーティストの中で最も高額な落札額の記録を保持しています。

当記事では彼の代表作やラビットがなぜ100億円もの価値があるのか解説いたしました。

アートの知識を満たす上で必ず知っておくべき現代アーティスト「ジェフクーンズ」。

ぜひ当記事をご参考にしてください。

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